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UNITY!の活動は1999年、AVACO小川清司記念・視聴覚教育奨励賞を受賞いたしました。

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「Project MCD」のコンセプト
パソコン通信NIFTY-Serveクリスチャンフォーラム
「ハレルヤ・ハレルヤ」での出会いが生んだ超教派賛美集。
超教派のクリスチャンたちによる一大混成チームが、
信条、教理のちがいをこえてわれらの主イエス・キリストをほめたたえます。
わたしたちはみんなちがう、だけど主にあってひとつだ!

1.プロジェクトのいきさつとお願い

 96年の秋、NIFTY-Serveクリスチャンフォーラム「ハレルヤ・ハレルヤ」で音楽や賛美に関する気楽なおしゃべりをしているうちに、自分たちの手で主を賛美する音楽を集めたオリジナルCDを作れたらいいね、という話が出ました。Project MCDはこうして「ハレルヤ・ハレルヤ」フォーラムの13番会議室を借りてスタートしました。

 主をほめたたえることはクリスチャンの共通の願いです。また、このフォーラムには音楽のタラントを与えられている方々が大勢おられます。しかし、教派の違いは予想以上に大きな壁となりました。見解の違い、理解の違いはありましたが、それでも「共に主を賛美したい!」という熱い思いが、このCDの制作を可能にしたのです。こうして沢山の方々の協力と祈りを得て、第一弾「UNITY!〜サイバースペースのクリスチャンたち〜」は生まれました。どうぞ、趣意をご理解のうえ、みなさまのご協力とご祈祷とをお願いいたします。


2.ネットワークとクリスチャン

 ネットワークのテクノロジーは、教団・教派内における交わりしかなかった信徒の方々の視野を広げます。パソコンのスイッチを入れれば、まったく異なる教理的背景をもつ兄弟姉妹からのメールが来ています。

 ときにはネットワーク上の議論において、じぶんの教理的立場にそった意見を求められます。この世界ではいやでも「じぶんとはちがう立場にある兄弟姉妹」がいることを意識せざるをえません。

 しかし、このような状況を出発点としてこそ、おのおのはより主体的にじぶんの信仰的立場を確立できるはずです。さらに、信徒同士のネットワークは多様なキリスト信仰に共通する本質を再発見するための契機をクリスチャンに与えてくれるものかもしれません。主はすべての世的な存在をも通して神の子らの信仰が成長することを願っておられ、またそれを助けて下さるとわたしたちは信じます。


3.CDをとおしてが伝えたいこと
   
−「みんなちがう、けれど主にあってひとつ」

 Project MCD(以下MCD)によるCDは、このようなネットワークのありかたをそのまま反映させたものにしたいとわたしたちは話し合いました。とくに、教団・教派のちがいからくる主へのアプローチの多様性をあえて捨象せずに意識的に取り入れた商品にしたいと考えたのです。

 したがって、これを聴きながら共に主を賛美することができないものかもしれません。つまり、MCDは聴取者の賛美を引出しみちびくためのものではなく、主にある「ちがうけれど仲間」である兄弟姉妹を理解するための機会を提供するためのものです。もちろん、MCDを聴くことによって、他教会で用いられている賛美をとりいれることができるならそれもよし。また、純粋に音楽として楽しめるならそれもよし。音楽の利用形態の一種として文化人類学的な興味をわかせるならそれもよし。けれど、MCDが本来伝えようとしているのはそういうことではありません。

 教理、教派のちがいを越えたクリスチャンたちの日常的な交流が、ネットワークテクノロジーの上ではじまっていること。そして、知れば知るほど、主にある兄弟姉妹たちがお互いウンザリするほど異なっているということ。主がそれを許されていること。そして、異質なものを受け入れがたい偏狭なわたしたちのために主が死なれたゆえ、わたしたちはひとつにされていること。

 MCDにはそんなメッセージがこめられています。


4.CDの概要と販売方法

 オリジナル礼拝賛美を中心に、個人作品や、オフラインミーティングでの合同賛美の実況録音などによって構成されます。ちがう信仰や賛美のかたち、さまざまな賜物、そういったものが融合された賛美集としたいと思います。また、曲目の解説とともに、必要に応じて教派ごとの端的な教理の概説を添付することによって、聴取者がさまざまな立場を理解する助けにしたいと思います。


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